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サンクス柿崎「Wワークで夜勤専従」職場の理解に感謝

2023.01.22

多様な働き方に挑戦!サンクス柿崎〈下〉
Wワークで夜勤専従 職場の理解に感謝

 社会福祉法人みんなでいきるが運営するショートステイ・デイサービスのサンクス柿崎(柿崎区柿崎)では多様な働き方の実現を目指し、2020年から夜勤専従職員の採用を開始。現在、契約職員を含む4人が2人一組のシフトを組み、午後4時30分から翌日午前9時30分までの介助や見守りを担っている。

 夜勤専従職員の一人、中山正子さん(43)は日中、他社で営業職に従事し、夕方から同施設に出勤するという「Wワーク」をこなす。夜勤は3日間の勤務後、3日間の休みというシフトだが、仕事に差し支えないように両立してほしい、という日勤の会社の理解と協力もあって「体力的に無理なく調整できている」と話す。

 もともと他の事業所で約15年間、訪問介護やデイサービスなどを経験。昨年夏に入社した日勤の会社でWワークをしている同僚の話を聞き、「介護福祉士の資格を生かせれば」と、昨年10月に同施設の求人に応募した。施設での勤務は数年ぶりだったが、感覚を取り戻してきたという。

 業務に集中するがあまり「利用者からゆっくりと話を聞く時間が取れないこともあり、もどかしさを感じる」が、「何げない『ありがとう』の一言が一番の励み」と介護の仕事にやりがいを感じている。「早く気持ちに余裕を持てるようになり、もどかしさを解消したい。いずれはケアマネジャーの資格を取りたい」と意欲をのぞかせている。

2023年1月22日 上越タイムス3面掲載