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サンクス柿崎「夜勤専従で自分の時間も」男性初の育休取得

2023.01.21

多様な働き方に挑戦!サンクス柿崎〈中〉
夜勤専従で自分の時間も 男性初の育休取得

 社会福祉法人みんなでいきるが運営するショートステイ・デイサービスのサンクス柿崎(柿崎区柿崎)は、職員一人一人の希望に合わせた多様な働き方を設定。2020年から夜勤専従の職員を採用し、現在は契約職員を含む4人体制を組んでいる。

 夜勤は午後4時30分から翌日午前9時30分までの勤務を3日間続けた後、3日間の休みに入るというシフト。専従職員を置く前は、シフトを組み、日勤の職員が入れ替わり担当してきた。

 夜勤専従第1号は看護師資格を有する細井幸雄さん(35)。大工を経て、友人の勧めで介護職に転身した。「よりできることを増やしたい」と、看護学校に3年通い看護師に。病院の医療現場と介護老人保健施設の勤務を経験している。

 同施設で初の夜勤専従を選択した当初は「体力面の心配はあった」が、「3連休で疲れは取れるし、家族との予定も立てやすい。時間がうまく使えて良い」と話す。

 第2子誕生に伴い、昨年11月から同施設の男性職員で初めて育児休暇を取得。「生まれたばかりの子どもだけでなく、上の子と関わる時間も増えて助かった」といい、育休の申請を快諾してくれた上司や同僚に感謝する。

 介護の仕事は「利用者が楽しそうにしている姿を見るだけでうれしい。性に合っている」と話し、「育休から復帰したら今まで以上に頑張りたい。今のうちから準備したい」と意気込んでいる。

2023年1月21日 上越タイムス3面掲載