メディア
media

新聞

サンクス柿崎「職員の意識に好影響」環境改善でサービス充実を

2023.01.20

多様な働き方に挑戦!サンクス柿崎〈上〉
職員の意識に好影響 環境改善でサービス充実を

 社会福祉法人みんなでいきるが運営するショートステイ・デイサービスのサンクス柿崎(柿崎区柿崎)は利用者の安全を最優先に、良質なサービス提供を目指した職場環境や業務内容の改善に取り組んでいる。

 分野横断で20~30代の若手を中心にした改善会議を実施。意見を踏まえて生活相談員のデスクを1階から2階に移動した。担当する生活相談員の大圖綾香さん(33)は「ショートステイのフロア全体を見ることができるようになり、相談も受けやすくなった」と成果を実感している。

 改善を重ね、業務の効率化や職員間の連携が進みつつある。現場リーダーを務める主任の竹内明日香さん(25)は「新規の利用者も増えているので、安全を第一にしながら、楽しんでいただける施設をつくっていきたい」と見据える。

 改善の試行錯誤は、職員の意識にも好影響をもたらしている。白砂弘継施設長(53)は「以前はそれぞれの職員が役割の中で一生懸命に動いていたが、より協力し合う雰囲気に変わった。夜勤専従職員の採用など、多様な働き方に対する理解が広がったことが大きな成果」と分析する。

 「職員が穏やかな心境で働きやすい環境をつくることが、利用者へのサービスにつながる」と考え、「一人一人の考え方、事情を可能な限りくみ取り、その人に合った働き方を調整していきたい」と思いを巡らせている。

2023年1月20日 上越タイムス3面掲載