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サンクス米山「働き方に理解と支援」子育て世代

2023.01.27

多様な働き方に挑戦!サンクス米山〈下〉
働き方に理解と支援 子育て世代

 社会福祉法人みんなでいきるが運営する介護老人保健施設・通所リハビリテーションのサンクス米山(柿崎区上下浜)は、子育てから身内の介護まで、さまざまなライフステージに立った職員が在籍している。

 特に重視しているのは、一人一人の働きやすさ。国の制度への準拠はもちろん、職員間の協力体制を整え、家庭と仕事を両立できるよう注力している。

 子育て世代の徳竹結樹さんと斉藤奈々さんは現在、勤務時間を短縮し、入浴や食事の介助などに特化した業務を担当している。

 徳竹さんは「日々の業務内容が明確に定まっているため、(退勤時に)引き継ぎをしやすく、家庭に重きを置いて働ける。急な子どもの病気に『早く行ってあげて』と背中を押してもらったこともあり、子育て経験のある先輩の理解がありがたい」と職場の配慮に感謝する。

 斉藤さんも「子どもの送迎時間に合わせた出退勤や、週末の休みなどの希望を受け入れてもらっている」と話す。「人のお世話をしたい」との思いを胸に、福祉に関わる大学を卒業し、同施設へ就職した斉藤さん。施設全体の環境を「利用者さんも職員も個性豊かで、人との触れ合いが見聞を広げてくれる職場」と表現し、「私自身も、自分の経験を糧に、これから子育てする人をフォローしていきたい」と意気込んでいる。

2023年1月27日 上越タイムス3面掲載