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サンクスレルヒの森「ここに居たいと思える施設へ」

2023.01.20

軟な働き方に挑戦!サンクスレルヒの森〈1〉
「ここに居たい」と思える施設へ

 社会福祉法人みんなでいきるが運営する、上越市大貫2の特別養護老人ホーム「サンクスレルヒの森」。入居者と職員が共に生きがいを感じ、「ここに居たい」と思えるよう、設備やサービスに心を配っている。

 高田市街地からのアクセスが良いため、孫にとっては「おじいちゃん、おばあちゃんの家」に行く感覚で気軽に訪ねられる。ロビーに面会室がしつらえられ、コロナ禍にあっても家族の絆を重視する施設の姿勢がうかがえる。

 約10部屋ごとのユニットに分かれ、それぞれの専属スタッフが常駐。日頃のケアに加え、ユニット独自の展示や催しを行っており、スタッフの心遣いを感じる。

 施設では、入居者の寝起きを安心・安全にサポートするリフト、健康状態をモニターするタブレットなどICTを積極的に導入。スタッフの負担を軽減した分、ケアの充実につながっている。

 周辺に池や雑木林が広がり、時間がゆっくりと流れる同施設。目配り、気配り、心配りの行き届いた環境で、穏やかな日々を過ごせそうだ。塚田光知子施設長は「施設に関わる全ての人にとって居心地の良い場所にしていきたい」と意欲を示している。

2022年11月10日 上越タイムス3面掲載